化学業界→教育業界へ。私が次のキャリアとして教育を選んだ理由

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化学メーカーから英語塾を運営している会社に転職したというと「なぜまた教育業界?」と聞かれることがあるので「私と教育」についての記録を。振り返ったら教育については昔から何らかの思いを持っていて、それがだんだんと自分的に解決したい(アプローチしたい)領域になっていたんだな〜という気づき。

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日本の教育はあかんわと思っていた中高時代

中高時代、日本の教育はあかんわと思っていました。小学校のときにシンガポールのインターナショナルスクールというかなり自由度の高い、でもそれゆえ個人の主張が求められる環境に2年半いたことが関係していたんだと思います。ルールが多くて窮屈に感じたり、先生が思う「こうあるべき」を押し付けられているように感じたり、成績が全てじゃないといいながらもなんだかんだ成績で評価されることに違和感を感じたり。

同時に日本の英語教育にも疑問しかありませんでした。こんな英語教育で本当に世界で活躍する人材を生み出すことができると思っているのだろうか?となんとも上から目線な考えを持っていたのを覚えています。

あと、中高時代はそもそも先生という存在が大嫌いでした(笑)尊敬できる先生なんかいなかったし(ごめんなさい)、先生は大人という立場をうまく使う綺麗事ばっかり語る存在だと思っていました(ひねくれてるw)。振り返ってみたら、良い先生もたくさんいて、私がただ本音を語らず、上部だけの付き合いに留めてたからだったんだなと分かり、もったいないことをしたのかなと思ったりもしています。

教育に関心を持ち始めた大学時代

大学進学当時は将来教育に関わりたいという思いは少しもありませんでした。そんな私が教育に関わることになったのは、アメリカでバイトするとしたら一番条件がよかったのが日本語講師のアルバイトだったからというだけの理由。気づいたら先生という存在が大嫌いだった私が、お金を稼ぎたい目的で日本語の先生になってたという…でもやってみたら思いの外楽しくて、人に何かを教える行為が好きなことに気づきました。そこからは日本語講師だけではなくコーチングのバイトをしたり、アドバイザーオフィスのインターンをしたりするように。

また、海外進学の選択肢ともっと早く出会いたかったという思いがあったので、HLABや KSSなどといった夏休みのサマースクールに運営メンバーとして参加。バイリンガルということもあり、運営だけではなくセミナーのサポートにも入ったりして、教育業界への接点が増え始めました。

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教育へのこだわりから就職はあえて化学メーカーへ

大学2年頃から日本の英語教育を変えたいなという思いや、英語教育に限らず教育を通して将来の選択肢を増やす立場に就きたいという思いを持つようになったのだけど、日本の教育を変えるのには何十年もかかるであろうという絶望的確信がありました(笑)

そして大学卒業後の進路を考える時期になり、日本の教育を変えるには文部科学省か…?となったもののそれは海外帰りの私にはきっと窮屈すぎていろいろ無理だと却下。ならば教育にアプローチしている民間企業!と思い、いろいろ見たりもしましたが、コレだ!という会社に出会えず…そんなことをしている間に就活の時期に。自分が納得できて共感できる教育系企業でなければ教育系に行く意味はないかと思い、方向転換して「どう(orどの業界で)社会に貢献したいか」とかよりも「どんな自分でありたいか」を軸に就活。ご縁あって化学メーカーに就職することとなりました〜

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教育への思いはやっぱり変わらず

化学メーカーで働く日々は新しい学びも多く初めは楽しかったものの、教育への思いは特に変わらず、むしろだんだんと「こんなに教育に興味あるのになんで元々大嫌いな化学を仕事にしているんだっけナ?」と思うようになっていきました。いつかはやっぱり教育に携わりたいなと思いから教育との接点をなくさないためにも、高校生みらいラボの運営に携わるようになったのも社会人2年目の話。

それでも転職活動では特に教育業界に絞ることなく、幅広い業界を見ていました。たくさんいろんな会社でスキルを積んでから、タイミングがあえば教育くらいに思ってたんです。そんな中広報・PRの仕事がしたいと思ってWantedlyでみていたらたまたま見つかったのが今の会社。教育系であれば絶対自分が共感できる会社じゃないと嫌だと思っていたのですが、自分の教育に対する思いと会社の方向性の違和感がなく、これならいいかも?と思ったので応募。そこからとんとん拍子に選考が進み、入社が決まりました。

日本の教育がこれからどう変わるか分からないけれど

「日本の教育って全然あかんやん〜!」っていうマイナスの感情から教育に興味を持ち始めたけれど、やっぱり何か人を動かす時は怒りなどの負の感情が原動力になるんだなというのを実感してます。日本の教育あかんやん!って思ってたからこそ、それが徐々に日本の教育を変えたいという気持ちに変わったんだなと。5年前、小松サマースクールで聞いた「誰かが怒ったから、今があるんだ」という話を改めて納得したりしてました。

少しずつ教育に対する思いも変化して中で、今、私が教育を通してやりたいことは次世代にできるだけたくさんの選択肢を提示すること。それが高校卒業後の進学の選択肢であっても、就職の選択肢であっても、働き方の選択肢、生き方の選択肢、価値観の選択肢、などあらゆることにおいて選択肢が無限にあることを知って欲しい。

そんな中で今の会社でできること・やりたいことは、英語学習を通して次世代の将来の選択肢を増やしてあげること。私は英語ができたことで、海外に行って自由な自分らしい生き方ができるようになったし、英語ができたからこそ応募できたインターンや選考に進めた会社がありました。だから英語ができることはたくさんの選択肢を増やしてくれると思っています。少しでも多くの子どもたちが私が働く英語塾で英語を楽しく身につけてくれ、その結果、それぞれが自分にとって最高な選択肢に出会ってくれたら嬉しいです:)

 

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