結婚して半年。久々に会う友人に結婚したことを報告する、ということをこの半年間やってきて、「え!結婚!」という反応や、「結婚してどう?何か変わった?」などの質問をされるので、結婚してからの半年間を振り返ってみようかな〜と思います。
また、最近読んだ本「私たちのままならない幸せ」で、結婚に関してめっちゃ共感したポイントや逆にここは違ったな〜というポイントもあったので合わせてご紹介します。
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結婚しても何も変わらない?
結婚(婚姻届を提出)するまでに、私の場合は半年ほど同棲をしていたので、正直結婚しても何も変わりませんでした。どちらかというと一人暮らしから同棲に変わった時の方が変化は多かったです。寝る時間が早くなったし(パートナーが毎日出社していて割と朝が早いので夜も早い)、夜ご飯もしっかり食べるようになったし(一人分のご飯だと作る気がなくて適当に食べて終わってたけど相手がいるときちんと2品くらい作るようになった)…なんとなく二人で過ごす時間を優先することも増え、夜たくさん出かけるのも控えるようになりました。
でも同棲から結婚は、苗字が変わったくらいで特に変化はありませんでした。強いていうなら、気になったのは、結婚指輪に気づいてか、店員さんの対応が今までと違ったこと。例えば一緒にパートナーのスーツを買いに行った時や、一緒に家具を買いに行ったとき。私が基本的にはお金の管理をしているので私の方が財布を握っているっぽいのを会話の中から察して、それまではパートナーに決定権があったことが、二人の決定権に変わったなという感じがします。「奥様はどう思われますか〜」とか「奥様はこちらの方がお気に入りのようで」とか言われた時はびっくりしたな〜結婚したんだ!というのを感じさせられたw
*苗字が変わったことについては【私の苗字変更ツアー記録】事実婚でいいと思ってた私が法律婚を選んだ理由。でも書いたのでよかったらご確認ください。
変わらなかったのは、変わることがないように調整していたから
でも、よく考えたら、結婚しても何も変わらなかったのは、変わらないように事前に色々と調整していたのかなと思ったりもしました。
ジェラシーくるみさんが、何度も独立宣言をしたと本に書いてたけど、私も何度も同様のことをしていた記憶があります。具体的には「結婚したら家事は絶対半分半分!」「親族との付き合いは面倒だからやらない!」「結婚しても友達と遊び続けるし交流会にも積極的に参加する!」「結婚してもパートナー抜きで家族と旅行に行く!」「結婚しても友達と勝手に旅行に行く!」などなど。思い浮かぶことは全部事前に宣言してました(笑)さらには結婚が決まった時点で、結婚しても何も変わらないから変わらず遊ぼうね〜遠慮せずに誘ってね〜と友達にも宣言してました。
私の”独身生活続行宣言”に、パートナーも好きにしたらいいやん〜みたいな感じだったので、結婚できたし、実際に好きにさせてくれてるからこそ結婚半年記念を迎えられたと思ってます。そして事前にちゃんと言ったからなというのを武器に、実際にパートナーの確認取らずに友達とベトナム行きのチケットを予約したり、パートナーの確認取らずに友達との予定も交流会への予定もバンバン入れてきました(カレンダーアプリで予定が入ったら共有してるけど)。
この独身生活続行宣言、同棲前や結婚前におすすめです。
結婚は案外自由だった
結婚するまで、結婚は自分のことを一生拘束するもので、私の自慢のフットワークの軽さを私から取り上げるものだと思っている部分がありました。ずっと同棲でいいのにな〜って。そしたら面倒な両家顔合わせや、面倒な苗字変更手続き、面倒なお世話になった人や友人への報告も、一生しなくていいのにって(どんだけめんどくさがり屋なんって言われちゃいそう)。
でも、結婚して改めて考えてみると、結婚は別にそこまで私を拘束していないな〜と思います。もちろん既婚者としての振る舞いを求められることも時にはあるけど、結構、私次第みたいなところが多い。
「結婚」は案外自由だった。それは、「夫婦だから」「家族だから」という規範を自分たちの生活に侵食させない気概を維持しているからだろう。同棲と結婚の間に段差をつくらず、なめらかな地続きにしようという私の企みの成果であり、パートナーに何も期待しない相手の寛大さの賜物だ。
「私たちのままならない幸せ」より
これはほんそれ案件で、結局は私のパートナーが(親族と仲良くしてほしい・既婚者らしくいいてほしい・妻っぽくいてほしいなどと)私に多くを求めてこないこと、私が自由に男友達とのご飯や交流会に出かけて夜も家にいないことをオッケーとしてくれていることによって、私の自由は結婚しても守られているのだなと思います。
でも、それに甘えすぎたら、結婚が崩壊する可能性もあるので(笑)、彼の家事力の高さに頼りすぎず、彼との時間もしっかりと作って、たくさんの感謝を日々伝えることは忘れないようにしたいです!
ちなみにジェラシーくるみさん同様、めちゃくちゃ危惧していた親族の付き合いについては、私がパートナーのご両親と関わることは、父の日/母の日/誕生日にプレゼントを贈る、程度。連絡先も交換していないので、基本的にパートナー経由でのやり取りしかなく、ちょうど良い距離感です。その代わりパートナーがお兄ちゃんと仲良しなので兄家族に会いに行ったり、パートナーが仲良い親戚の方とご飯に行ったり、なんて付き合いはちょこちょこしてます。
結婚という不確定要素が片付いても、
本を読んでて、気づかされたのが、私が結婚を決めれたのも(これを逃すとこれ以上いい人には出会えないかもしれないと思ったのが大きいけど)、独身生活を守ること以上に、自分はいつ結婚するんだろう?と自分に問い続けることに疲れたのもあったのかもしれないなということ。
子どもやキャリアについて考えを巡らせるときに現れる「私って結婚するん?それっていつ?」という不確定な変数が邪魔でしょうがなかった。結局、私にとって独身ライフの気楽さを保つより、たくさんの変数を扱う煩わしさの排除の方が大切だったのだろう。過度な自由は、ときに不自由を呼び寄せる。
「私たちのままならない幸せ」より
私も多分、選択肢があること・不確定要素が多すぎることに疲れを感じていたのかも。まだまだアラサーで独身だと結婚しないのか、いい人はいないのかと聞かれるなどのプレッシャーを受ける日本社会で、私はタイミングよくいい人に出会えたのだから結婚したらいいのだ、と思ったのかもしれない。
さて、結婚したことで不確定要素が一つ片付き(?)、晴れ晴れしているかというとそうでもなく。次はパートナーの転勤が決まったらどうしようとハラハラする日々。転勤となったら、やはり私もついていくとなると仕事はどうしよう!転職はしばらく控えた方がいい?でもパートナーに合わせてキャリアの選択肢が減るのはどうなの?不公平じゃない?とモヤモヤ。
加えて、まだ考えないようにしているけど、いつかは考えないといけない子どもはどうするんだ問題もあります。自分ではもはやコントロールできないことの多さに
2023年1冊目の #きゃれ読書記録 は「そろそろいい歳というけれど」📚
結婚/出産、お金、キャリア、健康などにおいて将来に対する漠然とした不安や焦燥感のあるアラサー女子にぜひ読んでいただきたい…🥺👍共感の嵐だけではなく産後ドゥーラのことや不妊治療のことも書いてあって勉強にもなった… pic.twitter.com/J3bFpySWFw
— きゃれ 🦋 (@kyareblog) January 4, 2023
ちなみに今回ご紹介したジェラシーくるみさんの「私たちのままならない幸せ」ですが、前作の「そろそろいい歳というけれど」もアラサーなら共感の嵐な本だと思うのでぜひ!私が読んだ記録はこちら。