「そろそろいい歳というけれど」を読んで将来という言葉に弱いアラサー女子が考えたこと

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2023年、新年1冊目の読書はTwitter経由のご縁で読むこととなったそろそろいい歳というけれどからスタート。本の帯に書いてあって惹かれたのが「充実はしているけど人生の進捗が欲しくなってきた」という言葉と「25歳を過ぎたら読む本」。まさにアラサー女子として現在進行形でもがいている(?)私にとってこれは絶対刺さるポイント多いだろうなと思ってみたらその通りだったので、本を読みながら考えたことを読書記録として残します。

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ライフステージが変わって疎遠になる友達がいる問題

社会人5年目が終わろうとしている最近気になっているのが友人との距離感の変化。新卒で社会人になった時、就職せずに大学院へ進学した友達と急に距離を感じるようになったのと同じようなモヤモヤが距離感の変化が社会人5年目に突入したタイミングで感じるようになりました。もともと年齢が離れていて、出会った時からライフステージが違っていた友達には感じることがないけど、ずっと同じペース&感覚で横並びに進んできたと思っていた大学時代の友達と感じることが多いやつ。

その大前提に「私たちは一緒(同じ)」って気持ちがあったからだろうなぁと思ったり。というのも「一緒(同じ)」と強く感じてなかった同級生の友人には久々に会っても距離感を感じなかったから。ずーっと一緒に、同じタイミングで進むと信じていた友達とは少しずつ足並みがずれてきたと感じているのかも。

例えば転職しようかと迷ってる友達と社会人5年目にして既に3社目の私。例えば彼氏がいない(別にほしくもない)友達とコロナをきっかけにマッチングアプリでガチって彼氏ができた私。段々と距離を感じることにとても悲しくなっていたけど、本には「女友達と疎遠になるのは決して幸せマウンティングではない」と書いていてちょっとホッとしたり。同じ苦労や悩みを共有できなくなってしまったから疎遠にはなってしまったけど、ジェラシーくるみさんが最後に書いてたように、わたしも「女友達は人生のどこかでまた合流する」と思うし、そうだと信じたい。

育児中の友人&子ども嫌いの友人への配慮が難しい問題

本の中で書かれていた子育て中の友人への配慮が難しい問題。と同時に思い出したのが独身友人への配慮も必要なんだなぁと気づいた去年のとある出来事。仲良しの4人組(全員独身)で集まった時に友人からこぼれた一言が「赤ちゃんみてもかわいいと思えないんだけど、みんな友人が赤ちゃん連れてくると可愛いっていうから私もとりあえず可愛いって言ってる」だった。私は赤ちゃんは基本全員可愛いと思ってる派なので多分友人が赤ちゃんを連れてきたら「可愛い〜」とか言って喜ぶけどそうじゃないひともいるんだ!というのが結構驚きでした。

そしてその時に、できれば赤ちゃんを独身女子たちの集まり(女子会)には連れてきてほしくないという意見もあることを知って驚愕だったのだけど、今回この本を読んで改めてなるほどな〜と思いながら、育児中の友人にどれだけ配慮するかって難しいな〜と感じました。

育児してるってすごいことだからある程度育児してない側が寄り添うって大事だけど、そこまでして会いたくない友人もいるかもしれないし、そこまでされたくない育児中の人もいるかもしれないし…ああ難しい。

ケースバイケースで考えていくしかないのだろうけど、とにもかくにも自分の気持ちや意見がきちんと共有できる関係性を友達と作っておくこと、そしてその時が来た時に双方に配慮することを忘れないようにしたいなぁと思いました(めちゃくちゃ難しそうだけど)。

結婚しちゃう?と独身で何が悪いの?を行ったり来たり

「結婚してぇと独身さいこーの狭間で」という章題がこの本にもついていたけど、アラサーに突入してからの私もまさにこれ問題。帰省して「結婚は…?」と祖母に話をふられてめんどくさ〜となり、姉が結婚祝いを親戚からもらったのを1つずつ記録してもらった額の半分程度のお返しを購入して送っているのを見てもめんどくさ〜となる私。結婚するには両家顔合わせやら結納やらとめんどくさい要素が盛りだくさんなのも姉を見て知り、結婚はめんどくさい要素しかないのか?となっている私。自分1人が生きていく分のお金は稼げる自信はあるし、実家を出てもうすぐ10年目に突入しようとしてるのに誰かと住むなんてめんどくさいこと。なら結婚しないでもいいかと独身を続ける方に傾く日もある。

それでも一人で死にたいかと聞かれたらそんなの絶対嫌だと即答してるし、ハネムーンというのを言い訳に長期海外旅行行きたいとか、願わくば旦那さんの駐在で海外住みたいとか、コロナみたいなパンデミックがまた来た時に1人は嫌だしとか、今結婚すればレールにしっかりと乗った人と社会的に認定されあんぱいだなと考えたら結婚しちゃうか?と思わなくもない。

本にも書いてあったけど今の時代「仕事は必修、結婚は選択科目」とは本当にその通りで、結婚しなくても幸せに生きてる女性はたくさんいるし、離婚しても幸せに生きてる女性もいっぱいいる。(よく考えたら専業主婦も絶滅危惧種と言われながらも一定数残っているので、仕事も選択科目なのかもしれない。仕事か結婚どちらかは履修しないといけないというのが正しいのかも)

だからこそ自分はどうしたいんだっけ?何がしたいんだっけ?ってことをきちんと考えて、世の中の流れや常識、周りの人からのこうあるべきに関係なく、自分が大事にしたいことを大事にして自分の人生を選ばないといけないなと改めて思いました。答えがすぐに出ない問いで嫌になっちゃうけど、それも含めて楽しむのが人生ですね…

アラサー女子の同志へ

大学生時代は卒業できるかどうかと就職できるかどうかくらいで、大した悩みがなかったのに、社会人になってから悩みが尽きない毎日。このブログのタイトルにもしている”「ふぃ」を大切に(feelingを大切に)”を大事にやってきたけど、それでもアラサー女子に降りかかる悩みとプレッシャーはなかなかなものです。

だからこそ、このような本が心強かったりする訳で。
自分だけじゃなくて、同じ道を通っている人がたくさんいて、悩んで当たり前で、それでも少しずつ進んで幸せになる。何が正解かなんて何十年後にならないとわからないからこそ、とりあえず今は後悔のない選択をする。分かっているし、自分に言い聞かせていることだけど、やっぱり不安になっちゃうし忘れちゃうこともあるから、改めてこの本を読めてよかったなと思いました(不妊治療のこととか産後ドゥーラのことなど今はまだ悩みの種になっていないけど近い将来考えることになりそうなことも書いてあったから勉強にもなった)。

そしてこの本書いたジェラシーくるみさんとは誰?となって最後のプロフィールを見ていたら、「恋愛の方程式って東大入試よりムズい」なんて本を出されているらしい。タイトルからめちゃくちゃ引かれるので読んでみようと思います!

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