周りにコーチとして活躍する友人、コーチングを受けている友人がたくさんいる中、コーチングとは無縁だった(というか受ける必要がないと思っていた)私が、初めてコーチングを受けてみたのでその記録を。コーチングって正直お金を払って受ける必要性のあるものか?と思ってた節があったのですが、それだけの価値があるかもなと思ったので、コーチングを受けるか迷っている方の参考になれば嬉しいです〜
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コーチングを受けることを決めたきっかけと理由
私は自己肯定感高め女子なので(笑)、これまでコーチングを必要としたことはありませんでした。基本的には自分で決断する(したい)タイプで、本当に迷った時にはありがたいことに相談できる友人と家族がいることもあり、コーチングを受けてみたいと思ったこともありませんでした。
コーチングを受けてみようと思ったのは会社のメールにModern health*からメールが届いたからです。届くまで知らなかったのですが、会社がModern healthに福利厚生として登録しているらしく、1人6セッションまで無料でコーチングが受けられるとのこと。福利厚生が皆無な会社なのに、まさかのコーチングが受けられる制度があったとは…!さすが(?)アメリカのスタートアップ企業(笑)社員のメンタルサポートはしますよってことなのですかね。無料で受けられるなら、試しに受けてみよう。シンプルにそれだけでコーチングの予約をしました。
*Modern Healthはアメリカのメンタルヘルス事業を展開する企業です。
初回セッションの流れ・コーチとのやりとり
コーチング予約後、初回セッション前
Modern healthでは3人のコーチを提案され(海外のやつなので日本語対応できるコーチが少なかっただけかも)、その中で予約枠が空いていたコーチ(マーケーターとして15年働いた後、コーチにキャリアチェンジされた女性)を選択。初回セッションの予約をしたところ、丁寧なメールが届きました。
初回のセッションを迎えるにあたり、可能でしたら1つでかまいませんので、
明日お話されたいテーマについて少し考えてきて頂けたらと思っています。今気になっていることや、解決したいと思っていること、達成したいと思っていたりすることなど、なんでもかまいません。ご参考までにテーマの例を少し挙げますと:
- ストレスマネジメント
- 自分の仕事のパフォーマンスをどうやったら向上できるか
- 職場での人間関係を良くしたい
- 今後のキャリアプランを作りたい
- 新しい職務に早く慣れたい
- 仕事をする時間が長いので、仕事時間を減らして、プライベートを充実させたい。
など。
もし明日までにテーマが見つからない場合は明日テーマを一緒に考えることもできますので、明日は楽な気持ちでご参加ください!
それに対しての私の返事(超ざっくり)。
ご丁寧にご連絡いただきありがとうございます。下記のような点、お話しできたら嬉しいです。・今後のキャリアプランと将来に対する漠然とした不安・仕事へのモチベーションの維持明日どうぞよろしくお願いいたします。
正直なんとなくモヤっとした瞬間だったり、漠然とした不安は感じるのですが、それが何なのかはいまいち分からないので(多分いろんなことの積み重ねだと思うけど)、言語化は難しい部分…
初回コーチングセッション
初回のセッションは、まずはお互い簡単な自己紹介をした後、コーチングがどんなものかという簡単な説明が(ここで話すことは守秘義務によって守られているなど)。そしてメールでもやりとりした、コーチングでどういったことを話していきたいか、何をクリアにしていきたいかっていうことを改めてお話。
Modern healthのコーチングは30分だったので本当にあっという間でした。初回は自己紹介などもあるので、ほとんどそれで終わっちゃうなという印象です。でもこれでちょっとこのコーチは違うな?と思ったら次回から違うコーチをお願いすることもできたのでそういう意味で30分はちょうどよかったかも?と思いました。
コーチングがスタートしてからはコーチがいろいろと質問してくれるので、私が8割話すという感じ。正直何を話したかあんまり覚えてないのですが、話す中でコーチから私の傾向を指摘されたりして「あ〜なるほどな〜」となったりしました。
初回コーチングセッション後
まだあと5回受けられるので、同じコーチと継続してセッションを受けることに。コーチには2週間に1回受けることを推奨していると言われたので、2週間後に予約をしました。
コーチからはセッション後、下記のようなメールが。
今日は有難うございました。
自分がハッピーで相手もハッピーであることが大事で、省エネで、必要があれば、柔軟にキャラ変もできる行動力をお持ちのkyareblogさんは、時間やエネルギーを自分が必要だと思うところにしっかりかけられているのだなとお見受けしました。
同時に、モチベーションが続かないのはいけないことなのかな?やりがいが見つかったらモチベーションも維持できて仕事も長く続くのかな?など周囲と比べて少しご不安を感じることもあるようにお見受けしたので、またkyareblogさんなりのキャリアの築き方であったりモチベーションへの向き合い方だったり、一緒に考えていけたらと思います。
宿題などは出さないようにしているということでしたが、次回のセッションをより充実したものにするため2週間ぜひちょっと考えながら過ごしてほしいと言われたことがメールにも書いてありました。
コーチングセッションを受けて感じたこと
以下、コーチングを受けて感じたことです。
- 私は話すのも好きだけど聞くのも好きなので、コーチのこととかコーチングのことがいろいろ気になって初回は質問しすぎそうになった。
- コーチが穏やかすぎて私もちょっと落ち着こうという気持ちになる(なんか自分が生き急いでいるような感覚に陥った)
- 自分のことをあまり知らない人がコーチだからこそよかった。自分のこと(性格や過去など)を一切知らない人なので、先入観がなく、私が話したことだけをベースにコメントしてくれる
- 聞かれた質問に対して答えに悩むと無言の時間が発生する。私は結構この無言の時間が嫌いなことがわかった。
- 話したいことを決めていないと30分なので話したいことを決めるだけでセッションが終わってしまう。
- 話したことを結構忘れる。メモ取るのは面倒だし、話すことに集中したいので録音したいくらい。セッション後にメールで連絡くれるの嬉しい。
コーチングセッションをお金を払って受ける意味と価値
コーチングってお金を払って受ける価値があるのか?と思ってた私が、コーチングを受けてみて感じられた価値は3つありました。
- 自己肯定感をめちゃくちゃ上げてくれる。激褒めしてくれる(セッション後に送ってきてくれるメールでも自己肯定感上がる)。
- 脈絡なく話しても全て聴いてくれて受け止めてくれる。話したいと言ってたことからずれていても何も言われない(私は思いついたことを話してたので結構セッション冒頭に話したいと言ったトピックから脱線してたと思う)
- 自分にはなかった観点からの意見や新しいものの見方を提示してくれる。
私は自己肯定感高いし、ポジティブ人間な方だと思ってたんですが、自分で自分のこと褒めてばっかりだとやっぱり揺らぐものがあるので、コーチングセッションでコーチに褒めてもらえたことは自己肯定感の高さを安定的なものにしてくれたなと思います。また、自分とは違った観点で意見をもらえるのは良かったです。友人や家族だと自分に近い価値観や自分と同じような世界を見てきた人が集まりがちなので、もらえる意見も似てしまう部分があり…コーチからは新鮮な意見や新たな角度からの視点を共有してもらえました。
コーチングをより価値あるものにするポイント
まだ会社の福利厚生で受けられるコーチングセッション枠があと30分*4回残っているので、まずは同じコーチのセッションを引き続き受けようと思っているんですが、その後、もしコーチングを継続することを選ぶ際にはコーチ選びとコーチングの時間と回数に関しては少し悩みそう&しっかりと検討したいなと思いました!
コーチ選び
私の場合は会社の福利厚生で受けられるModern healthで提示された中から選ぶしかなかったので迷うこともなかったのですが、個人が自分に合うコーチを探すのは結構難しいかなと思いました。知り合い経由での紹介だとやっぱり先入観や事前情報が入りそうだし、コーチと一言で言っても様々なコーチングスクールがあってコーチ資格もそれによって異なるし、コーチの得意分野(キャリアなのか人間関係なのかなど)も異なるし…
自分にとってのいいコーチと出会えるまでに、結構お金も時間もかかりそうだなと思いました。でも自分に合わないコーチだと信用して話せないし、もらえるアドバイスや視点も取り入れようと思えないのでここは有意義なコーチングセッションを受けるためには譲れない大切なポイントだと思います。
コーチングセッションの時間と回数&タイミング
私の場合は福利厚生で30分とセッションの時間が決められているのですが、30分だとちょっと短いなと思います。調べていると1時間のコーチングを行なっているコーチもいるので、これもまたコーチだったり、登録しているプラットフォームによったりするようです。また、今のコーチにおすすめは2週間に1回と言われたので、2週間あけて予約していますが、これもまたどうなんだろうと思ったり。
30分を2週間に1回よりも、毎回1時間であったり、月1回あるいは気分が下がっている時に適宜予約するであったり、といった形も検討してみたいなと。おそらくこれも長くお願いしたいコーチが見つかった時にコーチと相談するのがいいのかなと思いますが、自分にとってベストな時間と回数を見つけるのも結構大変そうだけど大事なポイントになりそう(回数や時間が増えると支払う金額も増えるので経済面でも相談が必要そう)。
コーチング継続の可否
自分のことはやっぱり自分で決めることだからコーチングは必要ではないと思っていたものの、コーチと話すことで(コーチがいろんな角度から質問してくれることで)これまでを振り返って言語化ができたり自分の傾向が知れたりすることはとてもいいなと思いました。
そして先日2回目を受けたのですが、1回目のコーチングとはまたちょっと違い、自分の中に固定概念や「こうあるべき」というものがまだまだ健在なことが気づけた時間になりました。2回目のコーチングでは是非取り組んでみてと言われたことがあったので、とりあえずやってみようと思います。
6回のコーチングでどう変わるのか、年内いっぱいコーチングを受けてみて自分の中に変化が見られたら自腹でもコーチングを続けてみようかなと思います〜