スナックで働いた2年間。夜の世界は非日常で、刺激的だからこそ楽しい

社会人ライフ
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2022年4月からスナックで働き始め、あっという間に2年目に突入し、4月で3年目を迎えるというこのタイミングでスナックで働くことを卒業しました。

1年目は埼玉の家からお店がある西東京まで片道1時間半以上通い、2年目からはお店から30分のところにお引越し。近くなったことでもっとスナックで時間を過ごせる!と思っていましたが、2年で卒業を選びました。そんな結論に至った経緯を、スナックで働きたいと考えている方や、スナックのチーママに興味がある方にもしかしたら少しでも参考になるかもしれないので、書いておこうと思います。

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2年間スナックで働く中であった、私の変化

実はスナック勤務2年目に突入してから、自分自身の住環境/プライベートライフが変わったことで予想してなかった変化がいろいろありました。

2年目の始まりは、ちょうど2年付き合っていた彼との同棲スタートのタイミングでもありました。仕事終わりも週末もほとんど出かけることのない彼と、仕事終わりも週末も友達との予定をぎっしり詰めがちな私。家でor一緒にもっと時間を過ごしてほしいなどと言われたことはありませんでしたが、家で彼と過ごす時間を意識的に確保しないと彼との時間が同棲前より少なくなると思い、意識的に予定を入れない・家で過ごす日を少しずつ作るように。

また自分では気づいていませんでしたが、母が仕事から帰ってくる父を「おかえりなさい」と出迎えるのが当たり前の家で育った私にとっては、彼が仕事から帰ってくるのを家で出迎えたいという気持ちもあり、夜に家を空けるのに少し抵抗を感じることも。

そんな中で、スナックでの仕事に慣れて考える余裕もできたことから、私の中で「何のために、この仕事をしているんだっけ?」や「この仕事いつまでやるんだっけ?」と言った問いが出てくるようになったのだなと思います。

同じくらい大きく2年間で組織も変わった

私が働いていたスナックはお店がオープンした2022年4月からこの2年で大きく変わりました。特に2023年(2年目)に入ってからの変化はとても大きかったです。

まず、スナックが法人化し、会社が誕生し、2年目に入ってからスナック100店舗を大きく目標として掲げ始めました。また、2023年4月以降、店舗に立たないバックオフィスのみを担当しているスタッフも含めスタッフの人数が大幅に増加。Slackだけでの面識といったスタッフも増えました。

また、ママの妊娠発表があったのも2年目の中頃のこと。11月ごろから産休に入ることが決まり、新しいママが採用されました。ママが変わったことでお店もまた少しずつ変化も。私も、お店も、変わらなかったこともたくさんありますが、変わったことの方が多かった2年目だったと思います。

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無理にでも、少し頑張ってでも、続けたいことなのか

スナックで働いてきて嫌なことはほとんどなかったのですが、12月に、スナックでもう働きたくないなと思うとある出来事がありました。詳しくはここでは書かないのですが、怒りと悲しみと悔しさとモヤモヤに溢れた出来事で、このことがあってから、私のスナックへの見方、スナックへの気持ちが少し変わったなと思います。

私が働いていたお店はとってもいいお客さまが多くて、本当に素敵なお店で。でも時には心無いことを言うお客様が来られることもありました。夜のお店/お酒が提供されているお店で働くということはそういったリスクも高いです。その時たまたまきてくれていた常連さんが助けてくれることもしばしば。素敵なお客さまが多いからこそ、お店の平和が保たれていたのだなと思います。

嫌な思いをしたことも、自分の不甲斐なさに落ち込んだこともあった中で、それでも2年間働けのは、それだけお店が好きで、スナックのこれからにワクワクしていたからだと思います。それでも、やっぱり迷う部分はあって、1ヶ月弱よく考えて出した結論が「卒業」でした。自分にとって大事なこと、優先したいことは何か、何に時間を使いたいかを考えて、人の出入りも多いタイミングで、他のメンバーと一緒に卒業を決めました。

2年間スナックで働いた日々を振り返って

2年間私が働いてこれたのはやっぱりお客様だったなと思います。毎週私がいる曜日に必ず来てくれたお客様、スナックの公式InstagramにKarenちゃんのファンです!とリプしてくれたお客様、毎回テンションが上がる差し入れを持ってきてくれたお客様、たまにKarenの顔が見たくなると言いながら私がお店にいるのを外から見ると必ず入ってきてくれるお客様(素直じゃない~!)などなど。本当に素敵なお客様にたくさん出会えました。

また、お店のオープンから一緒に働いていたメンバーには感謝しかありません。特に一緒にシフトを入ってくれてた男性メンバー!スナックのシフトは誰とペアになるか(一緒にシフトに入るか)によって、求められる役割も仕事の大変さも変わります(笑)私が楽しく2年間働いてこれたのは、一緒にシフトを入ってくれたメンバーが、寛大で、素直で、ユニークだったからに尽きます。

大好きな人たちがたくさんいるスナックを離れるのは悲しくもありますが、お店も私もこの2年間で大きく変わって、これからまたどんどんお店も私も変わっていくのだろうと思うと楽しみです。(とか言いながら既にスナックが恋しいので、次のお店を落ち着いたら探そうかな〜なんて思ったりもしてますw)

スナック業界に幸あれ!

スナックの世界は私にとって、リモートワーク中心で新しい出会いが少ない日常から少し非日常な世界でたくさんの刺激をくれる場所でした。

そしてスナックで働いたことで、東京にアットホームな街/居場所があることを知ることができ、スナックという夜の世界の楽しさ&面白さを教えてもらいました。本当に貴重な場で働けたことに感謝してます。そして「スナックで働いてみたいと思ってて…」という私のランダムなつぶやきを拾ってしっかり繋げてくれてお店を紹介してくれた喫茶おおねこの店主にも感謝の気持ちでいっぱいです。

スナック特集がメディアでも取り上げられることが多いこの頃。コンビニの数ほどあったスナックが減少していて斜陽産業とも言われてますが、これからまたスナック最盛期に突入したら嬉しいな〜と勝手に思ってます。スナックに興味のある同世代にはぜひスナックに足を運んでみてほしいです。非日常の世界が楽しめるスナックに病みつきになるかも、!

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