前職が大手メーカーだったので、確定拠出年金(DC)というものがあり、このDCが退職金も兼ねていました。が、転職先にはそういう制度がなく、自分で調べてiDeCoへの移換手続きとやらをやらないといけなかったのですが、いろいろしくっちゃったので、これから転職する予定の方のために少しでもなればと失敗話をシェアします(笑)
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DCは退職後、6ヶ月以内に移換が必要
前職では退職金=確定拠出年金(DC)となっており、三井住友信託で入社してからずっと会社がお金をいれてくれてました。一応年に1回、「こうやって運用してくださいね〜運用利率はこれくらいが目安です〜」的な講座が開かれ、自分の退職金なので自分でちゃんと様子をみてください!という感じ。確定拠出年金は定年後受け取れるものなので(逆に言えばそれまではもらえない)、まだまだ先のことなので結構攻めてアグレッシブな運用をしており、1年目は確かマイナスになってました(笑)2年目~3年目でプラスに転じたあたりでの退職でした。
退職時、次の会社ではDCがないと聞いていたので、自分で調べてidecoに切り替えが必要としりました。そして三井住友信託にとりあえずよくわからなかったのでidecoへの切り替え方法を電話。教えてもらったことをまとめると、
- とりあえずiDeCoをどこの機関でやめるか決める
- あとはそこで手続きを進めたら勝手に三井住友信託から移換される
- 移管できる期間は退職日から6ヶ月
な〜んだ!6ヶ月も移管期間あるなら余裕やんって思って手続きを後回しにあの時の自分に怒りたい。
移管する金融機関を決める
まず、移管先のidecoを取り扱っている金融機関を決めないといけないのですが、いろいろ調べて私はsbi証券にすることに決めました!これに関してはどこがおすすめかとかまとめてくれているサイトがたくさんあるのでそれを参考にしてもらったらいいかと思うんですが…
SBI証券はどのまとめサイトにも載っている定番の証券会社(口座開設数はネット証券会社の中だとNo.1らしい)で、口座開設費と管理手数料が0円。銘柄とかに全然こだわりがない私はとりあえずじゃsbiでいっか〜となりました。他も全くみなかった訳じゃないんですが、知り合いでSBI証券を使ってる人もいたし、口座開設がすぐできる&取扱銘柄数も多いので十分だなという感じでした。
ちなみに他にまとめサイトでよく取り上げられていたのだと楽天証券と松井証券でした。楽天証券はまあよく聞くけど、松井証券は初耳なのでちょっと調べたところ松井証券も運営管理手数料は0円で、聞いたことなかったけど100年の歴史と実績を持つ証券会社らしい。そして銘柄数が他の証券会社に比べてかなり少ないのでいろいろ迷ったり悩んだりするのが嫌な人にはめちゃくちゃおすすめのよう!
口座を開設する&イデコ加入の申請
早速、SBI証券で口座開設。オンラインで全部進められるのでとってもスムーズ(この時点で6月…3月に退職してるから6ヶ月以内にやらないといけないのに早3ヶ月経過してる…動き出すのが遅い!)6月16日に申請して、6月18日に審査が終了し口座が無事開設!
同時に6月17日にSBI証券のイデコの資料を請求。もらった資料の中の返送する書類(加入申込書)にいろいろ必要事項を記載します。この時に毎月いくらイデコで積み立てていきたいかを決めます。ちなみに会社員で、会社の確定拠出年金がない人は毎月最大23000円まで積み立てれます(会社の確定拠出年金がある場合はできる額がもっと少ないです)。また、事前に会社に記入してもらわないといけない書類もあります。私の場合は財務の方にお願いしたらすぐに対応してくれました〜ありがたや。
そしてそしてなんだかんだ加入申込書が受理されたのが7月20日!不備があったら再度書類が送られてくるようです。これ、あくまでも受理されたのが7月20日でして、ここからさらに国民年金基金連合会で加入資格等の確認が行われ、IDとパスワードが送られてくるまでに1ヶ月くらいかかるんですよ…やっぱりこういった手続きは時間がかかるのでまじで早めの行動が必須です。
イデコ加入完了〜と思ったら…
無事一ヶ月ちょっと経った9月13日にIDとパスワードが届いたので、早速オンラインでログインして確認。確定拠出年金の移管は表示されるまで時差があると記載されていたので、まだされていないな〜と思った程度で、私はもう全ての手続きが完了していたと思ってました。9月までに終わらなかったらやばいという意識はあったので、なんとかIDとパスワードが届いて一人喜んでました(甘すぎる)。
そして10月くらいにそういえばそろそろ移管されてオンラインでも反映されたかな?と思って再度ログインしてみると…まだ金額が全然反映されておらず…さすがに遅くない?と思って心配になった私は相談窓口に電話してみることに…これが10月1日のことでした。
移管手続き作業=イデコ加入申込書の提出ではなかった
実は加入申込書に前職の確定拠出年金の情報を書く欄があったので、勝手に移管されるものだと思っていたのですが、移管手続き作業はイデコ加入申込書とは別に申請が必要なことが発覚!!!OMG…サポートデスクの方(03-5562-7560)は完璧でした…私の疑問を全て答えてくれ、電話越しで移管手続きの申請方法を教えてくれました。
ちなみにこの時点でもう6ヶ月以内で手続きが完了していないので、私の確定拠出年金は三井住友信託から国民年金基金のほうに自動的に移動されており、それをまたSBI証券に戻すためには手数料が発生するとのことでした(手数料=印税のことで、移管額によって変動するらしいです)。
移管検討開始から移換完了まで約5ヶ月
手数料がかかるとはいえ、お姉さんには高くても1000円〜6000円くらいだと思いますよと言われ、もはや結構な額のある私の確定拠出年金を手放す選択肢は全くないので、手数料は勉強代だと思ってその場で教えてもらって移管手続きをオンラインで申請しました。
その結果、4日後くらいにWEBでの企業型確定拠出年金からの移換の審査が完了しましたとメールを受領。ちなみに審査はすぐ終わるけど、移管自体には1ヶ月半〜3ヶ月かかりますとのこと。
*移管審査完了のメールがきてから約1ヶ月後の11月2週目くらいに国民年金基金連合会から正式に移換が確認できたことをお知らせする葉書がとどきました。移管額と手数料も明記されていて、手数料は0円でした〜〜〜!喜び。いうて3年しか働いてなかったので手数料がかかるほどの移換額じゃなかったと思われます。
覚えておいてほしい3つのポイント
ということで、私みたいにDCのある大手企業からDCのないベンチャーに転職する方はまじで私の失敗を活かして、スムーズな移管作業を行ってください(笑)
とりあえず押さえておくポイントは
- とにかく早く動け。六ヶ月あるし〜とか余裕ぶらない。今すぐ申請を始めて。
- イデコの口座開設作業とDCの移換作業は別物だと思って(でもイデコ口座開設してからじゃないとDCの移換ができないからとりあえず口座開設から始めよう)
- よく分からなくなったらサポートデスク(問い合わせ窓口)を頼ろう。SBI証券の問い合わせはすぐオペレーターに繋がったし、お姉さんはとても親切だった。
です!確定拠出年金は60歳までは原則おろせないお金なので、次の会社で確定拠出年金制度がなければ、イデコに切り替えるしか選択肢がない(と思う)ので、せっかく前職が積み立ててくれたお金を無駄にしないためには面倒だけど口座開設して移管手続きもちゃんとしてイデコとして運用しましょうというお話でした〜。誰かの参考になれば幸いです!
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