「わっしょい!妊婦」を読んで知るマタニティライフの現実

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以前かがみよかがみの読書会イベントで読ませていただいた「ピュア」の著者、小野美由紀さんが新しい本「わっしょい!妊婦」を出されたということで、早速購入して読んでみました!

色々学びが多かったのと、思うところが色々あったので読書記録として残そうと思います。

ピュアを読んで考えたことについては嫉妬するよりも「負けないくらい幸せになろう!」って思いたい で書いているのでもしよろしければ併せてぜひ!

想像通りのハードモードの妊婦生活から知る学び

まず、この本、めっちゃ勉強になりました…めっちゃ仲良い友達はまだ独身がほとんどで、出産している友達も多くはないので、出てくるエピソード全てが学び。私は割とSNS重度利用者なので割と情報に触れている方だと思うのですが、それでも知らないことはたくさんありました。

例えば、初期に発生する食べづわりとか吐きづわりとかは人によって出る症状や重さは様々なことは知っていたけどまだ流産の可能性が高いこの時期から保活情報を集める必要があることは知らなかったし、出生前診断も存在は知っていたけど、検査方法が色々あってそれぞれの検査方法によって受けられる時期が決まっていることは初めて知ったし。初歩的かもしれないけど、赤ちゃんって38週あたりで出てくるくらいが理想で41週超えてくると危険ということも知らなかった(10ヶ月くらい?っていうイメージは一応あったんだけど)。

世の中では当たり前に知られてると思ってたマタニティマークの存在を知らない人がまだいることには驚いたし(知らない方はお願いなので今すぐググって…)、妊娠や出産が理由で記憶力が悪くなったりぼーっとしてしまったりすることをマミーブレインと言うことも初めて知りました。

正直初めは、子ども産みたい願望のない私にはあまり必要ない本かな、?と思ってたのですが、子ども産みたい!という人にとっては予習?になるのはもちろん、産む予定ない人にこそ(&産めない男性にこそ)、現実を知ると言う意味で読むべき本だなとなりました◎

コントロールできない要素が多すぎる

改めて読んでいて思ったのは、妊娠&出産はコントロールできない要素が多すぎる、と言うこと。食べづわりにならないように初期症状コントロールする方法があればいいけど、そんなの妊娠してみないと分からない。赤ちゃんが38週で必ず出てきてくれたらいいけど、38週ぴったりに出てきてくれる訳ではない。

保活だって、そのためだけに保育園の空きが多いエリアに引っ越すなんて簡単にできるわけじゃないし、産む病院も予約状況によっては選べないこともある(みんな妊娠7週とかにもう病院おさえるんだって…)。

もっとびっくりしたのは、病院が病院の事情で(もちろん母体のことも考えてもあるんだろうけど)、陣痛促進剤を使うことや、場合によっては帝王切開を迫ることもあると知ったらもう…自分でコントロールできることって妊娠生活でどれくらいあるんだろう?と、ただでさえハードモードだろうなと思ってたら妊娠・出産がさらにハードに感じました…

結婚なんて、出産なんて、が変わる時

実は約3年前、ピュアの読書会でオンラインで小野さんとお話しした時、なんとなく小野さんは結婚も出産もしないのかなと勝手に思ってました(本当になんとなく、本当に勝手に、)。でも読書会以来Twitterをフォローさせていただいて、小野さんの呟きを見ていたらいつの間にか妊婦になられたことを知り、驚いたのを覚えている。そして今回「わっしょい!妊婦」を発売されると聞いて、これは読むしかないとなり…

ワクワクで本を開いて、初っ端の文章を見てなんか安心しました。

子どもを産む気なんて、ぜーんぜん、なかった

あ、やっぱりそこからスタートだったんだ、って。そして小野さんがハードなのをわかっていて、「産みたい」と思ったように私もなんかのタイミングでふと産みたいと思う瞬間がやってくるのかな〜と。

でもよく考えたら、2年前くらいまでは「自分一人が生きていく最低限のお金は自分で稼いでるから、結婚する意味なんてないよな〜」と思ってた私がこの2年間で気づいたら結婚を選択しようとしてるし。自分を中心に全ての選択肢を選んできた私が、まさか結婚という選択肢を20代で選ぶなんて思ってなかったし、「結婚なんて」って言っていた私が、あっさりと結婚を決めると思ってなかったことを考えたら出産だって分からない。

少し前までは、結婚や出産に抵抗があった。どこまでも自分本位で生きてきたから、誰かの人生にかかわるなんてまっぴらごめんだと思っていた。それがいまでは、誰かと歩む人生のほうがきっと楽しい、と考えるようになった。

少し前に読んだ、僕のマリさんの「まばゆい」という本でも、まるで、自分が書いたのかと思うくらい自分の気持ちが文章化されていました。

この人とだったら一緒に楽しく生きれる/生きたい、という人に出会えたから結婚する。

この次は、もしかしたらこの人とだったらまだまだハードモードな日本社会で一緒に子育てをしてみたいと思うのかもしれない。あるいは日本社会が少しずつ子育てをしやすい、他の国みたいに制度が存分な社会になって、この人と日本で子育てがしたいと思える日がやってくるのかもしれない。3年前は結婚なんて自分とは関係ないことだと思ってたくらいなんだから、出産・妊娠なんて…って今思ってる私は3年後にはいないのかもしれないな、。

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