2023年に出会った65冊の中から選ぶ読んでよかった本BEST3

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2023年は65冊、本を読むことができました!2022年は59冊だったので、微増…

もはや毎年恒例となりつつある、1年間で読んでよかった本の記録を今年もします。細かい読んだ本の記録はTwitter/ Xで #きゃれ読書記録で投稿しているのでよかったらみてください〜!

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52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラたち (中公文庫 ま 55-1)

Amazon.co.jp: 52ヘルツのクジラたち (中公文庫 ま 55-1) : 町田 そのこ: 本

2021年の本屋大賞受賞作品で、2年遅れで読みました。正直笑えるハッピーな内容ではないので、心に余裕のある時に読んでもらいたいのですが、2023年で読んだ本の中で一番、読んだ後、しばらく余韻に浸った/色々考えた本でした。

一番に思ったのは、主人公が突然全てを置いて引っ越したように、自分の前から突然友人がいなくなってほしくないということ。大切な人に、あなたが私にとって大切な人であること、何かあったら自分も僻地でもどこにでも駆けつけるよってことを意思表示できているかなって考えました。大事な人に、あなたは私にとって大事な存在であるってことを忘れずきちんと言葉で伝えないとな、と。

ちなみに芥川賞受賞して割と話題になっていた「おいしいごはんが食べられますように」も12月に入ってからやっと読んだんですが、これは思ってたほど響かず…現代人のリアルが描かれていて話題になるのも納得なのですが、個人的には後味が悪いというか、表紙&タイトルとのギャップがありすぎたというか…読んだ方は是非感想聞かせてください!

とりあえずお湯わかせ

とりあえずお湯わかせ

このエッセイもまた、公開の日記帳だ。前向きで後ろ向きで、頑張り屋で怠け者で、かしこく浅はか、独特な人物の日々の記録だ(前書きより)――はじめての育児に奮闘し、新しい食べ物に出会い、友人を招いたり、出かけたり――。そんな日々はコロナによって一転、自粛生活に。閉じこもる中で徐々に気が付く、世の中の理不尽や分断。それぞれの立場でNOを言っていくことの大切さ、声を上げることで確実に変わっていく、世の…

コロナ前〜コロナ禍の柚木さんの日々の記録がまとめられた本。よく考えたら1年前はまだコロナで当たり前のようにマスクをしていた訳で。海外旅行がまた当たり前のように普通にできるようになったのも2023年5月の話な訳で。すごく昔のように感じられるけど、そんなことを振り返りながら読んでいると、コロナ禍って本当に先が見えなくて大変だったよな〜となりました。育児中だった柚木さんと、独身一人暮らしだった私とでは全然状況が違ったのだけども。

コロナが過去のことになった時にこの本をまた読みたいなと思ったと共に、今小さい子たちが将来この本を読んだらどんな反応をするのか気になったり。とても貴重な4年間の記録なので、ご自身のコロナ禍生活と重ねながら/振り返りながら是非読んでほしいです。

らんたん

らんたん

Amazon.co.jp: らんたん : 柚木 麻子: 本

3冊目をどうするか迷ったのですが、たくさんの人に読んでほしいなと思ったのでこれにします。河井道さんの生涯を描いた小説で忠実に基づくフィクションです。

「とりあえずお湯わかせ」の中でかなり時間をかけて、資料をたくさん集めて読まれた上で書かれているのが納得なくらいのボリューム。でも時間をかけてじっくりと読みたくなる本でした。歴史の勉強にもなると思います。

女性っていつの時代も強かったんだな、ということ。先人のおかげで、女性の立場が今のところまで押し上げられたのだな、ということ。読んでいてとても励まされる一冊でした。生きていて女性であることに嫌になることってたくさんあるけど、道さんみたいに明るく朗らかに、トラブルにも笑顔で立ち向かって、平和な世界を目指し続ける人でありたいなと強く思いました。

 


実は2023/12/8時点では今年読んだ本ベスト3はこんな感じだったのです…

が、それ以降に読んだ本が立て続けにヒットで…最後の方に読んだらやっぱり記憶により強く残っているのもあって、ランキングが大幅に変更となりました。ちなみに「わっしょい妊婦」についてはより詳しく読書記録残しているのでこちらをどうぞ!

2024年は何冊読めるかな〜!来年もいい本との出会いがたくさんありますように。ちなみにAmazonでは1月21日まで本のまとめ買いキャンペーンやっているみたいなので、年末年始にのんびり本を読もうかな〜という方はぜひ◎

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