知っておいてほしい化粧品に入っている有害物質

世界青年の船
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SWY記録その2です。今回は船上で受けたクラブ活動について◎

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世界青年の船ではクラブ活動というものがあり、1人2つのクラブに所属します。どのクラブも参加青年が企画・運営したもので、かれんは①日本語クラブ(これは運営側として)②DIYコスメティックスに所属していました!このDIYコスメティックスのクラブ活動がめちゃくちゃよかったので今回はそのシェアを。

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DIYコスメティックスはフランスの参加青年の女子2人が企画運営してくれたクラブ活動で、内容としては

①皮膚の機能を知る&ボディスクラブを作る

②成分表示を見て有害物質を知る&デオドラントを作る

③自分の皮膚タイプを知る&リップバームを作る

という流れで約2時間×3回でした。

①皮膚の機能を知る

まずは簡単になぜナチュラルな化粧品を使う必要があるか?という点から皮膚の機能について学びました。

皮膚はざっくり3層構造、主成分はケラチン(タンパク質の一種)で全体重の7%をしめると言われているそう。皮膚の機能としてはバリア機能・吸収・呼吸・規制の4つの機能を持っており、皮膚が呼吸しやすいように、皮膚が変なものを吸収しないようにするためにはどんな成分を含んだ化粧品かしっかり理解して皮膚に負担をかけないものを使用する必要があるということ!皮膚によくないものを使うと結果的にニキビ(pimple, acne)ができたり、肌荒れが起きてしまう。

*ちなみにニキビができやすい肌のことをAcne-prone skinという。

また、化粧品というとスキンケアとかに行きがちだけど忘れちゃいけないのが口紅!女性は一生に何キロもの口紅を食べていると言われているので、口紅こそ身体にいいのを選ばないといけないんだな〜

 ②有害物質を知る

今、お店で売られている多くの化粧品(制汗剤なども含む)や洗剤は石油を原料とした合成成分を使ったものがほとんどです。Petrochemistry(石油化学)によってできたものを使ってるって言われるとちょっと「げっ」ってなるよね、、、。

具体例でいうと、シリコーン(プラスチック)!これも石油化学でできたもので、最近ノンシリコンシャンプーをよく見かけるようになったのもそういう理由から。頭皮って特に経皮吸収しやすいらしいからシャンプーもまじで気をつけて選ばないといけない。実際に身体によくないシャンプーを使っていると出産の時に羊水からシャンプーの匂いがしたりすることもあるらしい・・・怖すぎ。

石油化学の多くは内分泌撹乱物質(endocrine disruptor)で、生体にホルモン作用を起こしたりホルモン作用を阻害する原因を生んでしまうんだって。ニキビができるとか肌が荒れるっていうのは短期的な結果でしかなくて、長期的な目でみるとがんになる可能性とか自分の子供にも影響を与える可能性が高いということ。

じゃあどんな物質に注意をすればいいかという話なんだけど、代表的なのでいうとこんな感じ。

  • パラベン

乳がんを引き起こすという研究結果がでており、パラベンフリーと記載された製品が

出回るようになってきている。化粧品の防腐剤としてよく使用されている。

  • SLS/ALS(sodium lauroyl sarcosinate/Amm)

ラウリル硫酸とか硫酸アンモニウムはシャンプーとかによく入ってるだけではなく、食器用洗剤とかにもよく入ってる。ホルモンに悪影響与える!

  • アルミニウム

アルミニウムには汗の量をhらしたりする機能があるので制汗剤にめちゃくちゃ入ってる。乳がんをはじめとする癌や発育障害などを起こすリスク高。

  • トリクロサン

シャンプー、歯磨き粉、洗剤などによく含まれている泡立ててくれる成分。アメリカでは健康リスクから2016年にこれを含む石鹸類が販売停止になっているみたい。

  • マイカ

コスメやネイルとかによく含まれている。皮膚のpore(細穴)を閉じてしまって皮膚が息できなくしてしまう。

  • MIT/CMIT

メチルイソチアゾリノン/メチルクロロイソチアゾリノン。防腐剤としてパラベンの代替品として使われている。

  • ペトロラタム

別名ワセリン。ワセリンというとそんな悪いイメージない人が多い気がするけどこれも石油由来。これも一時的に使うには問題なくても、精製度によっては紫外線があたることによって油焼けが起きたり毛穴を詰まらせるたりする要因になるらしい。同様にミネラルオイルもそういった理由からあんまり好ましくないとのこと。

他にもネイル除光液などに入ってるトルエンやアセトンも有害な化学物質。他にも挙げだしたらきりがないけど、ぜひ一度自分が使っている化粧品とかの成分表示を確認してもらえたらと。

オーガニック・無添加・ナチュラルと記載された化粧品類は最近増えているけど、これも完全に化学成分が使われていないわけではないとのこと。オーガニックやナチュラルの基準は法律で定められている訳ではなく、各国・各機関でその認証基準は様々

高いものを使っているからって大丈夫なわけじゃないし、ナチュラルって書いてても大丈夫なわけではない!ということを化粧品を買う時は覚えておかないとな〜と思いました。

 ちなみに、いちいち成分表示の確認がめんどくさい人むけに各国で化粧品のナチュラル成分率が確認できるアプリが登場しているみたい!

フランスだとYUKAというアプリ、アメリカだとThink Dirtyなど。

techable.jp

帰国後日本にも類似のアプリがあるか調べてみたところ、 Think Dirtyは日本でもダウンロード可、日本のアプリだとCosme Pediaというアプリがありました〜参考まで!

lovetech-media.com

③肌タイプを知る

最後のクラブ活動では自分の肌タイプによって使うべき化粧品とかをきちんと変えようね〜という話。肌にもいろんなタイプがあるけど、実は肌タイプによっておすすめのオイルも違うらしい!

  • アトピー肌

乾燥しやすく敏感な肌の人には肌を再生してくれるアーモンドオイルがおすすめ

  • 乾燥肌

乾燥肌にはオメガ9が入っているアボカドオイルがおすすめ。アボガドオイルは目の周りに塗ったら目の周りのシワに効くらしい。

  • 普通肌

普通肌にはオメガ7のマカダミアオイルがおすすめ。マカダミアオイルは髪の毛に塗っても◎

  • オイリー肌

オイリー肌の人にはホホバオイル。でもホホバオイルってまじで万能だからどの肌タイプの人にもおすすめらしいのでとりあえずわからなければホホバがいいのかも。

ちなみにかれんもかれこれヘアオイルとメイク落としに6年くらいホホバオイルを愛用している。

この他にも混合肌というタイプの人とかもいるのでそれぞれの肌質に合わせて化粧品は選ぶのが大事!また、オイルの機能もそれぞれ異なるのでそれに合わせていろいろ使ってみるといいのかも。ちなみにオリーブオイルは保湿効果が、ココナッツオイルには保湿効果に加えて抗菌作用もあるらしい。

・・・という感じでいろいろ教えてもらい、いろいろ調べるのがめんどくさければ自分で化粧品を作ってしまえば安心安全だよね!ということでボディスクラブやリップバーム、デオドラント(制汗剤)を作りました。

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ボディスクラブの作り方

ボディスクラブとかは本当に簡単で、実際使ってみてもとてもよかった〜家にある材料でできるし、いろんな有害物質の話を聞いた後で何が入ってるかわかるものを使うのってやっぱり安心。

個人的に、とてもこのクラブ活動は学びになったしよくYou are what you eatっていうけど化粧品も皮膚を通して食べているようなものなのでもっと気を使いたいなと思いました。そして今回のこの学びをどこか違う場でシェアできないかな〜と早速ワークショップを開けないか友達と企画中です!

今回ここに書いたことはあくまでもこのクラブで教えてもらったことと、かれんがネットで追加で調べた情報です。化学物質の有害性についてはいろんな研究結果があるし、ネットをみてもこの物質は大丈夫!って書いてる人ももちろんいるので、気になる方・興味を持ってくれた方は自分でもちゃんと調べていただければと思います:)

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