今回はインドのデリーでのことについて。Rainbow Childrenにはスラム出身の奨学生がいて、彼が私たちのデリー滞在中いろんなところに案内してくれたんですが、その1つにスラムツアーがありました。
<これまでのインド記は以下>
・インドのダラムサラにいるチベット難民について知っていますか?
勘違いしていたスラムの意味
どうやらインドのムンバイにはアジア最大級とも言われるスラム街の地区があるらしいですが、私達はデリーにあるスラム街とスラムの学校へ行きました。
スラムって貧困層が密集して住んでいる地域のこと。それくらいは知ってたんだけど、知らなかったのはスラムって政府によって簡単につぶされてしまうってこと。スラムの人たちと彼らの家はちゃんと法律にのっとってできているものではないから、急に政府がやってきて全部潰すことはよくあることで、つぶされたらみんなまた新しい場所に移り住み、そこがまた新たなスラム街となるんだそう。
だから前回来た時はあったものが、次の週に来たら無くなってたていうのはよくある話なのだそう。
それにスラム街出身だからといって低カーストという訳ではないそう。てっきりスラム街に住んでる人=アウトカーストの人たちと思っていたから少しびっくりした。
初めてのスラム街
スラム街で会った子供達は、写真が大好きだった。英語を話せる子はほとんどいなくて、でもPhotoだけは知ってて、”Photo Photo”って言って近寄ってくる。ポーズをきめてくる子もたくさんいて本当に可愛かった〜とりあえず写真は一緒にたくさん撮ったけど、話が通じないのがもどかしい。
でも明るい間に行ったからよかったけど、暗くなってから行ったらいくらみんなと一緒でも怖かっただろうなって思った。
スラム街を歩いてたら、たくさんのお店が並んでて、たくさんの鶏がいて、たくさんの動物の血が床に流れていて、肉だけはいだヤギの皮が落ちてたり・・・ハエも大量にいるし、人口密度も高いし、道は凸凹で水が溜まっている所もあってグジョグジョで。
みんな無言でとにかく歩いて、スラムの生活を垣間見て、バスに戻るっていう感じだった。感じたことを言葉にするのも難しいなって思った時間。
個人的には何を感じたかも分かんなかったっていうのが正直な所。ミャンマーで考えた「Happinessとは」がまた脳内に浮上。ダラムサラでチベット奨学生と会った時も考えたけど、またまた考える。インドにもいろんな幸せが存在するんだろうな。
レイチルのスラムに対するアプローチ
今回私がインドに行くきっかけとなったRainbow Children(通称レイチル)は過去にスラム街での学校建設なども取り組んでいたのだそう。
でも、現実的にスラム街に学校を建ててもすぐ政府によって潰されたりとスラム街での学校建設はいろいろと問題があり、現在レイチルはスラム街出身の奨学生の高等教育進学をサポート。デリー中のスラムの子供達への教育を届けるためのリーダー育成の支援。
そして今回私たちのツアーをしてくれたレイチルの奨学生、サンタンの夢はスラム街にたくさんの学校を建設することなのだそう。彼の院進学をサポートすることが、スラム街の子供達のサポートをすることに繋がる。
ちなみにサンタンはもともとスラム街の学校を運営するNGOに所属していてそこで働いていたみたいなんだけど、今年から独立し、スラムツアーなどのツアーを行う会社を起業!
まだまだビジネスとしてはじまったところみたいだけど、英語ばっちりなのでお願いしやすいかと思います。(サンタンと連絡取れるので個人的にいろいろツアーの詳細について聞きたい人がいたら紹介するので連絡ください!)
普通にインドに旅行していたら訪れることのないスラム。インドに行くならぜひ行ってみてほしい。でもスラム街は迷路だからよく知っている人についていくのがよいかと。
なのでデリーに行かれる方でスラムツアーに興味がある方はぜひサンタンに頼むと◎FacebookページもあるみたいなのでぜひLikeしてあげてください〜
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