サマースクールではセミナーを海外大生が高校生に英語で教えるのですが、それにありがたいことにアシスタントとしてかれんも一緒にセミナーを教えました(受けました)!
海外大生はそれぞれ自分の専攻or趣味に関連したセミナートピックを選びシラバスを作って準備してきてくれます。各セミナーにアシスタントとしてつく日本人大学生は必ずしもそのトピックに詳しくなくても大丈夫で学びながら準備する、というスタンスです。
このセミナーが学びが多くて本当に楽しい!勉強ってやっぱり楽しい、もっと知りたい!と思えるのがセミナーのよさ。教えるのがうまい海外大生に思わずアシスタントする立場のかれんもがっつり学ばせてもらいました〜
今日はかれんがこの夏受けたセミナー2つのうちの1つ、Women in Politicsというセミナーで学んだことを少しシェア。
このセミナーでは、政治界にしめる女性の立場などを2016年にアメリカ大統領選挙から考えたり、女性が社会で活躍するためにどうするべきかなどということを考えました。そして最終日に向けて、スピーチを作るというのもゴールの一つ。ただ政治界の女性について&女性の活躍について学ぶだけではなくて、活躍している女性たちかスピーチの仕方を学ぶというのも課題の一つでした。
使った主な教材は女性のスピーチなどの動画。英語でのセミナーなので、ただの読み物よりも動画の方が勉強しやすいという配慮と、有名人のスピーチなら日本語訳があるという配慮から。
まず初日の授業では、日本だけではなく他国でも女性の政治界での活躍がいかに少ないかについてのレクチャー。
例えばインドは日本と同じくらい女性の政治家の割合が少ないみたいなんだけど、インドではすでに30%は女性にしようという取り組みが決まっているとか。
そして2016年のアメリカ大統領選挙にも注目。ヒラリーがなぜ大統領にならなかったかについて、アメリカの選挙システムについて学びながら考えました。
2日目は有名なこのTed talkを使って政治界だけではなく社会一般での女性の活躍についてみんなでディスカッション。
このTED talkは何度も見たことがあったんだけど、高校生に見てもらうのにばっちりだったな〜と。
というのも日本人のイメージ的に、アメリカって日本よりも女性が活躍しやすいイメージが強いと思うのだけど、彼女が話しているように、アメリカもまだまだだっていうのがわかってもらえる良いきっかけだったから。
もちろん、日本に比べたらアメリカは女性が活躍しやすい社会なのかもしれないけど、アメリカで働いている彼女がこう感じてるんだからアメリカもまだまだなんだな〜って。
3日目はミシェル・オバマさんのスピーチを使用。
2016年大統領選挙について前日の授業内容を振り返りながら、女性が”Crack the grass ceiling”することの大事さについて考えると共に彼女のスピーチの良さについても着目。
彼女の話し方はもちろん、スピーチに比較対象を入れたり、過去の話や個人的なストーリーを入れることでいかに観客を引き込むことができるかについて分析しました。
最終日は日本だけに注目し、女性の活躍がいかに増えていないかを日本の歴史を振り返って勉強。70年前に日本の女性は投票する権利と選挙に立候補する権利を手に入れたけどその当時から女性の割合が1%ほどしか増えていない現実にはかれんも唖然。。。
過去に小泉首相が頑張って女性を政治界に巻き込もうとした話や、安倍首相も働く女性のサポートをしようとした話をしながらも、なぜ女性の活躍がいまだに増えていないのか、社会がどうなれば女性は活躍できるようになるのかについてみんなで話し合いました。
こういう授業って日本の高校では本当にないから、高校生のためにすごくなったんじゃないかな〜
英語で授業が全部行われるっていうのもそうだし、アメリカについて注目してする授業やアメリカと日本を比べて政治について学ぶとか、どうしても日本の高校だと日本メインに教えられるからすごい貴重だったと思う。
アメリカの選挙方法についてはかれんもあんまりよく分かってなくて、高校生向けに噛み砕いて説明してくれたのですごく理解が深まったのが嬉しかった〜
というかこのセミナーを高校生の時にかれんが受けていたらもしかしたら政治を専攻にしてたかもしんなしとか、ジェンダー学を専攻にしてたかもしんないなとか思うくらい、もっと知りたくなったし勉強って楽しいなって思いました。
もう大学卒業しちゃったけど、少しまた新しい興味分野が増えたから、自分で調べたりしながら社会人になっても常に勉強し続けていきたいな〜と思ったセミナーだったんです◯
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