日本に帰国してからいろんな場面で、アメリカの大学でどんな勉強をしていたかを聞かれることがあります。その時に気づいたのが、かなりいろいろ勉強したはずなのに、覚えてないことが多いなということ(笑)
しょうがないのかもしれないけど、せっかくならきちんと答えたいと思ったので今回専攻の1つだったアジア学の中でも、話題として使いやすい記憶に残っている日本文学について紹介します。
ちなみにアメリカで日本文学を勉強する理由については昔はっちすたじおNYで書かせてもらったので気になったら読んでみてください。
履修した日本文学の授業
アメリカの大学生活3年間で私が履修した日本文学関連の授業は全部で5クラスです。
- AAS 216.01 Introduction to Japanese Studies
- AAS 237.01 Introduction to Japanese Literature
- AAS 322.01 Literature of Japan
- AAS 331.01 Japanese Literature in the Feminine Domain
- AAS 332.01 Japanese Literature in the Meiji Era
実はこの5クラス中、4クラスは同じ教授が担当していました。アメリカ人(白人)で、昔日本に留学した経験もあるおばあちゃん先生です。この先生の授業を一般教養の単位のために取って、その授業が好きすぎてアジア学専攻・日本学マイナーに。それくらいこの先生の授業スタイルが大好きでした。
先生の授業は、基本事前課題として出された文学を読んできて授業で小テスト・ディスカッション(たまにグループごと)が行われるというもの。
本を読んでこないと小テストは0点になるし、授業に参加もできないから必ず事前課題を読むことが必要となるっていう意味では結構はじめは苦労した授業でもある。そして5クラスもとったから最後の方は教授に当たり前のように覚えられていて名指しで質問されることもよくありました
アメリカらしい日本文学チョイス
そんな先生の授業で読んだ本について留学voiceでも紹介させてもらいました。
毎学期最低でも本3冊の購入+教授が用意した小説や文学を読んでいたから5クラスで読んだ本は全部で何冊あるんだろう?と思ってしまうくらい、アジア学では本当にたくさんの日本文学を読ませてもらいました。
どれが一番面白かったかと聞かれるととても難しいけど、日本での話題性を考えるとやはり定番ではない文学かなと思います。夏目漱石のこころとかは読んでいる人も多いと思うけど、森鴎外のヴィタセクシュアリズムとかは少ないので話題としては良い気がします。舞姫ではなくてこの本が授業の題材に選ばれているあたりが本当にアメリカらしい…(笑)
でも島崎藤村の「破戒」は楽しい!という感じの本ではないけど昔の日本がよく分かっていろいろと考えさせられるし、長塚節の「土」も同様。これらが授業で取り上げられるって素晴らしいセンスだなって思う本です。
英語を通して知れた日本文学の面白さ
英語で読む力を鍛えてくれたのは間違いなくアジア学の授業、日本文学の授業です。もう一度全部読めって言われたら絶対無理だけど(笑)、思い切ってダブルメジャーにして、アジア学専攻になってよかったなって思います。
何より、文体や日本語が堅苦しくて拒否反応のあった日本文学が面白いと知れたのは英語というツールが自分にあったから。英語が分かってよかったな~って思えました。
なのでそういえば日本文学(代表的なものはもちろん、今回紹介したマイナーなものも)全然読んでこなかったな…と感じた方にはぜひ英語で読むというアプローチも選択肢に入れてもらえたらなと思います。
日本語で読みつつ、英語で読みつつと交互で読むのもいいかも。
どんどん新しい本がでてきて、むかーしの本に目を向けることって授業や課題以外でないし、社会人になるともっとそういう機会はなくなると思うけど、この記事をきっかけに日本文学に興味が向く人がいたらいいな~なんて思ってます。
\もう本は買うのではなく、オーディオブックで聴くのもおすすめ/
コメント
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